角筆のみちびく世界 : 日本古代・中世への照明

小林芳規 著

角筆は木製・竹製等の筆記具であり、尖端で和紙の面を凹ませ文字や絵をかいた。毛筆がおもで紙が貴重であった時代に、角筆は今日の鉛筆のように使われ、その迹は凹線として残る。王朝時代から「かくひち」として物語に登場するが、具体相は不明であった。本書は角筆文献の発見者である著者が文献の秘める世界に、埋もれた北九州の文化、王朝人の日常口語や俗語の謎を解き、法隆寺壁画の技法や木簡から中国古代に角筆の源流を見る。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 角筆と角筆文献(王朝物語の世界
  • 角筆文字との出逢い
  • 出現した"幻"の角筆用具
  • 埋もれた北九州の文化
  • 角筆文献の内容と言葉の性格)
  • 角筆の言葉(女手のもう一つの世界
  • 王朝人の日常口語をかいまみる
  • 俗語を掘り起す)
  • 中国大陸へ-角筆の源を求めて(法隆寺金堂壁画から中国唐墓の壁画へ-絵画史の一問題
  • 中国大陸2千年前の古代へ)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 角筆のみちびく世界 : 日本古代・中世への照明
著作者等 小林 芳規
書名ヨミ カクヒツ ノ ミチビク セカイ
シリーズ名 中公新書
出版元 中央公論社
刊行年月 1989.1
ページ数 319p
大きさ 18cm
ISBN 4121009096
NCID BN03006439
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全国書誌番号
89023858
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言語 日本語
出版国 日本
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