イランはこれからどうなるのか : 「イスラム大国」の真実

春日孝之 著

今、イランから目が離せない。核開発、開票不正疑惑、大統領の過激発言など、中東発のニュースを独占している。その非妥協的な態度ゆえに、国際社会から孤立しつつも、再建途上のイラクやアフガンを尻目に存在感は増すばかり。しかし、その実像はいまだ不透明なベールに包まれている。核開発の本当の理由、アラブへの近親憎悪、米国への秘めた想いなど、特派員としての取材経験をもとに「中東の大国」の本音に迫る。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 現代イランの生活をのぞく(花咲くパーティー文化
  • ネクタイ姿は西洋かぶれの今昔
  • 厳格な服装取り締まりの是非
  • チャドルとミニスカートのあいだ
  • 「みだらな姿」を定義すれば
  • 女性はサッカー観戦禁止
  • 抗えない「分化侵略」
  • コネ社会で口コミ社会)
  • 第2章 「ペルシャの誇り」をひと皮むけば(映画『300』は政治宣伝か
  • イスラムか、ナショナリズムか
  • アレキサンダーは「侵略者」
  • 「白人」のイラン人と「黒人」のアラブ人
  • ペルシャ語辞書に「反省」はなし
  • ドバイに激しく嫉妬する
  • ペルシャ湾か
  • イスラエルは敵か?
  • 中東の知られざる三角関係)
  • 第3章 イランは本当に世界の脅威なのか?(シーア派=「イラン化したイスラム」
  • 革命の輸出
  • たかがバーレーン
  • 脅威論も民族の「肥やし」に
  • ヒズボラ支援の真相
  • 自爆テロ舞台の虚実
  • イラクをにらむ
  • 「大いらん」への野望
  • 核エネルビーか、核兵器か
  • 格開発の理由
  • 不透明な政治システム
  • 格武装への野望ありや?
  • 「嘘は方便」はイランの常識
  • 解決への秘策)
  • 第4章 嗚鳴アメリカよ、もう一度…(テヘランのコカ・コーラ
  • 実は、中東一の親米派?
  • アメリカ悪行博物館
  • 大使館占拠人質事件
  • 反米の原点
  • 悲劇の主人公
  • アメリカともう一度やり直したい
  • 「悪魔も態度を改めれば悪魔ではない」
  • 屈折した愛情)
  • 第5章 イランが抱える爆弾(イスラム体制の「危険因子」
  • 「次期最高指導者」失脚の真相
  • 最大のタブー
  • イランのアラブ人
  • クルド人とスンニ派)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 イランはこれからどうなるのか : 「イスラム大国」の真実
著作者等 春日 孝之
書名ヨミ イラン ワ コレカラ ドウナルノカ : イスラム タイコク ノ シンジツ
シリーズ名 新潮新書 384
出版元 新潮社
刊行年月 2010.9
ページ数 239p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-10-610384-1
NCID BB0326540X
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全国書誌番号
21829015
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言語 日本語
出版国 日本
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