月は東に : 蕪村の夢漱石の幻

森本哲郎 著

江戸の文人蕪村と、明治の文豪漱石。この二人の間には、磊落な心境に達したいという共通の夢があった。著者は、十五、六歳の頃に二人の作品に親しみ、その驚くべき類似点に気づいた。『草枕』は、蕪村が俳諧で描いて見せた一種の理想郷に惹かれた漱石が、それを小説化したものだ。それどころか主人公の画家は、蕪村自身に違いない-豊富な知識と卓抜な推理が冴える、生きた日本人論。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • ポケットの蕪村
  • ポケットの漱石
  • 第三の道
  • 俳諧念仏
  • 雨の日
  • 馬提灯
  • 秋津島
  • 小さな宇宙
  • 道草
  • 猫と狐
  • 梅と百合
  • 春の行方〔ほか〕

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 月は東に : 蕪村の夢漱石の幻
著作者等 森本 哲郎
書名ヨミ ツキ ワ ヒガシ ニ : ブソン ノ ユメ ソウセキ ノ マボロシ
シリーズ名 新潮文庫
出版元 新潮社
刊行年月 1997.7
ページ数 309p
大きさ 16cm
ISBN 4101073163
NCID BA32097414
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
98013506
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想