辻井喬 著
豪農の家に生まれながら里子に出された矢野重也は、旧制一高、帝大へと進学する。フランス文学に耽溺し、一方でマルクス主義に傾倒、革命を信じ運動に身を投じる-。貧困と差別を目の当たりにした幼少期、養母や親友との死別、関東大震災、そして理想と現実との狭間で揺れ動く青年期。一代にして大コンツェルンを築き上げた男の、壮大なロマンを描く。中国へと渡った重也を待つ運命とは。
「BOOKデータベース」より
情報を取得できませんでした。
件が連想されています
ページトップへ