ミルの世界

小泉仰 著

『自由論』で知られる19世紀のイギリス功利主義思想家ジョン・スチュアート・ミル。本書はミルの生涯をたどりながら、ベンタムやカーライルら当時のヨーロッパの代表的知識人との多彩な交流を通じて、ミルがその思想をいかに形成・発展させていたかを探り、また彼の思想を倫理学的視点から考察することによって、ミルの自由主義が功利主原理の枠内にあることを明らかにした。彼の十余の著作の抄訳と解説をも付した画期的書き下ろし。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 ミルの世涯
  • 第2部 ミルの思想(ミルと明治の思想家たち
  • 19世紀思想家としてのミル
  • ミルの実践の論理
  • 実践の論理の用法
  • 動機付けとしての強制力
  • 功利原理とは何か
  • 功利原理の証明
  • 自由と功利性)
  • 第3部 ミルの著作(「カトリック教徒の解放」
  • 「完成可能性論」
  • トーマス・カーライルへの手紙
  • ジョン・プリングル・ニコルへの手紙
  • アレクシス・ド・トクヴィルへの手紙
  • 『コールリッジ』
  • コントへの手紙
  • 『議会改革案』
  • 『自由論』
  • アーサー・W・グリーンへの手紙
  • 『功利主義』
  • ジェームズ・ミル著『人間精神の現象分析』註
  • 「有神論」)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 ミルの世界
著作者等 小泉 仰
書名ヨミ ミル ノ セカイ
シリーズ名 講談社学術文庫
出版元 講談社
刊行年月 1988.5
ページ数 358p
大きさ 15cm
ISBN 406158829X
NCID BN0250345X
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
88039349
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想