東京が封鎖されて5年、妖怪ゲリラと呼ばれる謎の放火事件が相次ぎ、都市の機能は崩壊した。そんな中で皇居の隣に、地獄の存在を否定する脱輪廻教の聖堂が築かれつつあった。その神・織田信長の聖使と名乗る九十九神がある日突然日比谷公会堂に出現し、人間の信者を着々と増やし始める…。一方、桃子はアメリカ軍人ジェニファーの助けを借りて、「新東京探偵事務所」を設置し、懸衣翁たちと亡者狩りを行なったが…。彼らの前に立ちはだかる九十九神のねらいは?そして信長の正体が今、明かされる。大人気シリーズ、遂に完結。
「BOOKデータベース」より