憲法9条の思想水脈

山室信一 著

戦後日本を60年支えてきた日本国憲法。その改正手続きを定めた国民投票法案が2007年5月、国会で成立した。争点は9条である。人類の歴史のなかで、絶え間なく繰り返されてきた戦争。じつは、それゆえに平和を求める切実な声が途絶えることはなかった。日本でも幕末以降、軍備撤廃を論じ、戦争廃止を訴える思想が現れ、それらが第一次世界大戦後の「すべての戦争の違法化へ」という世界の動きと合流していった。憲法9条は、戦後、突然生まれたものではない。世紀を越え、国境を越え、脈々と流れてきた平和運動や非戦思想の到達点にあり、平和を個人の生存権として主張する画期的な条文なのだ。日本はいま「国益」「同盟強化」の名のもと、戦争を前提とした軍事力均衡(バランス・オブ・パワー)政策が国民を守らなかった19世紀に戻ろうとしているのか。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 憲法9条の構成と平和主義憲法の基軸
  • 第2章 憲法9条の源流をさぐる-国家と戦争、そして法と平和
  • 第3章 幕末・明治前期における憲法9条の思想水源
  • 第4章 日清・日露戦争と非戦論の奔流
  • 第5章 国際平和への模索-非戦の制度化に向けて
  • 第6章 戦争廃止を求めて-憲法9条にいたる非戦思想
  • 第7章 憲法9条の現れ-湧き出す非戦思想の水脈

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 憲法9条の思想水脈
著作者等 山室 信一
書名ヨミ ケンポウ 9ジョウ ノ シソウ スイミャク
シリーズ名 朝日選書 823
出版元 朝日新聞社
刊行年月 2007.6
ページ数 289p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-02-259923-0
NCID BA82198683
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全国書誌番号
21258124
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言語 日本語
出版国 日本
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