日本キリスト教婦人矯風会がアジアの女性たちのために開いたかけこみセンターHELP(ヘルプ:House in Emergency of Love and Peace)へ命がけで逃げてきた、フィリピン、タイ、オーストラリア、メキシコ、アフリカの女性たち、彼女たちはこの国になにを期待して来たのか。そして得たものはなんであったのか、女性蔑視、民族的偏見と差別、外国人労働者を締め出す閉鎖性とそこから派生する人権無視の状態、その中にかろうじて光る、個人的好意のいくつか…。HELPから見える日本とは、どんな所か。それは、私たちとどのような関係にあるか。
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