朝鮮人BC級戦犯の記録

内海愛子 著

日本の戦争責任の末端を担って戦犯に問われた朝鮮人一四八人(うち二三人処刑)。その多くが監視員であったタイ、マレーシア、ジャワの俘虜収容所で、一体何が起こっていたのか。収容所の実態、監視員になった経緯、戦犯裁判での扱い、現在まで続く国家補償を要求する闘い等について、丹念に聞き取った証言と基本資料に基づいて記したドキュメント。文庫化にあたって大幅に加筆。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 俘虜収容所の監視員として(タイ俘虜収容所-死の泰緬鉄道
  • マレー俘虜収容所-石油基地パレンバン
  • ジャワ俘虜収容所-"地上天国"のなかの地獄)
  • 2 朝鮮人軍属と俘虜収容所(なぜ朝鮮人が監視員になったのか
  • 俘虜収容所の機構と実態
  • 志願が徴用か)
  • 3 戦争犯罪裁判と朝鮮人軍属(戦争犯罪とは何か
  • 李鶴来さんの場合-シンガポールのオーストラリア法廷
  • 愈東祚さん・鄭殷錫さんの場合-シンガポールの英国法廷
  • 崔善〓(か)さんの場合-バタビアのオランダ(蘭印)法廷)
  • 4 戦争責任と戦後責任(サンフランシスコ平和条約と朝鮮人戦犯
  • 生活との闘い
  • 未済の戦争責任)
  • 5 植民地責任への問いかけ

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 朝鮮人BC級戦犯の記録
著作者等 内海 愛子
書名ヨミ チョウセンジン ビーシーキュウ センパン ノ キロク
シリーズ名 学術 329
岩波現代文庫 329
出版元 岩波書店
刊行年月 2015.7
ページ数 361,14p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-00-600329-6
NCID BB19071479
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
22631914
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想