3.11死に神に突き飛ばされる

加藤典洋 著

核燃料サイクルの放棄は、「技術抑止」という日本のこれまでの核抑止政策の「放棄」であることを、世界に向けて宣言するかたちで、行われなければならない。今回の原発事故の最大の原因は、日本がほんとうの意味で「原子力の平和利用」を確立できなかったからだというのが、世界に向けての日本としての反省でなければならない。この宣言を起点として、ドイツの例に見られるように、日本は、東アジアの近隣諸国、米国、ロシア、その他の国に、今度こそ、核兵器を否定する国として立国することを訴え、信頼を勝ちとるのでなければならない。そして、そこから新しい外交と、産業と、哲学とを作り出していくのである。これは、夢物語だろうか。渾身の書き下ろし「祈念と国策」を収め、世に問う。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 死に神に突き飛ばされる(「追い抜かれる」という新しい経験
  • 小説家は何を語るか
  • 我らの狂気を「生き延びる」こと
  • 死に神に突き飛ばされる-フクシマ・ダイイチと私
  • 政府と新聞の共同歩調
  • 未来はおねしょしている
  • 未来からの不意打ち
  • 私たちの炉心の溶融
  • 疑問だらけの菅降ろし
  • 新しい母語の用法)
  • 祈念と国策(はじめに-何を考えるべきかということ
  • 原発は維持すべきか、排すべきか
  • 世界のなかで考えるべきこと
  • メディアの問題
  • アトムとゴジラ-祈念と怨念
  • 核燃料サイクル、技術抑止、国策)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 3.11死に神に突き飛ばされる
著作者等 加藤 典洋
書名ヨミ 3 11 シニガミ ニ ツキトバサレル
出版元 岩波書店
刊行年月 2011.11
ページ数 182p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-00-023042-1
NCID BB07470830
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全国書誌番号
22027053
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言語 日本語
出版国 日本
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