教育改革の社会学 : 犬山市の挑戦を検証する

苅谷剛彦, 堀健志, 内田良 編著

世紀をまたいでつづく「教育改革の時代」にひときわ存在感を放った、愛知県犬山市。「全国学力テストに唯一不参加」だったことで知られる同市の教育政策は、それのみが注目されるべきものではない。90年代末からいち早く、限りある資源を活用し、「学び合い」を核にした学校改革を進めていた。10年近くに及んだ貴重な調査・研究から、子ども、教師、保護者に起こった変化を読み解き、現代の教育課題をあぶりだす、意欲的な論集。当時の教育長・瀬見井久氏と編者・苅谷剛彦との対談も収録。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1部 犬山の教育改革を問う意義(「教育改革」とは何だったのか-犬山の教育改革通史から日本の姿を読み解く
  • 犬山市の教育改革を掴む)
  • 第2部 授業改善とその作用(教育改革と社会的排除-子どもたちの学びの変化に関する考察
  • 授業改善はどのような教師集団を形成するのか?)
  • 第3部 「教育改革」を捉え直す(教育改革と教員文化-犬山市の改革を教師たちはどのように受けとめたのか
  • 「当たり前」を実践する-改革の定着とアカウンタビリティ
  • 再期的な営みとしての教育改革-「学び合い」の授業改革と子どもの学習行動
  • 「学び合いの教育改革」は保護者とどう向き合ったのか-ガバナンス改革の時代の教育改革と「公共性のパラドクス」)
  • 第4部 教育改革の現場と教育研究(「教育改革の評価」はどのようにして行われたのか-ガバナンス改革の時代と再帰的な教育改革
  • 対談 犬山の教育改革があぶりだす「改革の10年」と現在の教育課題)
  • 犬山市の教育改革が問いかけるもの
  • 資料

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 教育改革の社会学 : 犬山市の挑戦を検証する
著作者等 内田 良
堀 健志
山田 哲也
松田 洋介
清水 睦美
苅谷 剛彦
藤田 武志
長谷川 哲也
書名ヨミ キョウイク カイカク ノ シャカイガク : イヌヤマシ ノ チョウセン オ ケンショウスル
出版元 岩波書店
刊行年月 2011.12
ページ数 318p
大きさ 21cm
ISBN 978-4-00-022585-4
NCID BB07740662
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全国書誌番号
22037731
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言語 日本語
出版国 日本

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