熱力学というのはかんじんなところがどうも不明確だ。エントロピーといわれてもなかなかピンとこない…。こんな声がいまにも聞こえてきそうなのが熱・統計力学です。でも、本当にそんな難解なものなのでしょうか?実は、論理の道すじと直観的イメージに注意して勉強しさえすれば、恐れることは何もないのです。これは、学生の頃に熱・統計力学にはやはり大いに苦労させられたという著者が「あのときこんな教科書があったなら…」との思いをこめて解説する、初学者には"転ばぬさきの杖"のような1冊です。
「BOOKデータベース」より