物理学的世界像の発展 : 今日の科学批判によせて

田中正 著

科学的なものの観方の本質を問う。科学に危機の原因は要素還元主義にあるとする「ポストモダーン」の批判に、第一線の物理学者が真向から答える。古典物理学の成立から、量子論と相対論の誕生、ゲージ統一理論にいたる物理学の発展を跡づけ、時間と空間、物質についての人間の認識は、主体の枠組に依存しない客観的なものへと近づいていく弁証法的な過程であることを、確実な筆致で浮き彫りにする。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 序章
  • 2 古典力学をふりかえる
  • 3 熱力学と多様性の世界
  • 4 電磁場の理論とエーテルの力学
  • 5 古典理論の終焉と相対論・量子論の誕生
  • 6 今日の素粒子観と自然哲学
  • 7 量子力学の基礎
  • 8 相対論的場の量子論と「ゲージ原理」
  • 9 終章

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 物理学的世界像の発展 : 今日の科学批判によせて
著作者等 田中 正
書名ヨミ ブツリガクテキ セカイゾウ ノ ハッテン
出版元 岩波書店
刊行年月 1988.9
ページ数 229, 7p
大きさ 19cm
ISBN 4000059289
NCID BN02599335
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全国書誌番号
89004555
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言語 日本語
出版国 日本
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