大平健 著
ペルーの首都リマ、その巨大な貧民街に立入った精神科医が見たものは何か。マチスタと呼ばれる男性中心主義の分析を通して、父‐母子間に存在する「貧困の2重構造」とその背景にある特有の精神構造が明らかになった。従来の精神病理学を踏まえた上で新たに工夫された方法論は、ペルー社会の貧困感を抉るのみならず、豊かさの中の貧困感に悩む現代日本人の精神構造を解明するにも有効なものとなろう。
「BOOKデータベース」より
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