貧困の精神病理 : ペルー社会とマチスタ

大平健 著

ペルーの首都リマ、その巨大な貧民街に立入った精神科医が見たものは何か。マチスタと呼ばれる男性中心主義の分析を通して、父‐母子間に存在する「貧困の2重構造」とその背景にある特有の精神構造が明らかになった。従来の精神病理学を踏まえた上で新たに工夫された方法論は、ペルー社会の貧困感を抉るのみならず、豊かさの中の貧困感に悩む現代日本人の精神構造を解明するにも有効なものとなろう。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 序章 貧困の遠景
  • 1 貧民街の生活(インデペンデンシア区
  • マチスタの肖像
  • "聖母達"の肖像)
  • 2 貧困の精神病理(マチスタの性格学
  • "聖母達"の性格学
  • 家族の力学)
  • 3 階層と貧困(中産階層の諸相
  • 階層とマチスタ)
  • 終章 日本への視座

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 貧困の精神病理 : ペルー社会とマチスタ
著作者等 大平 健
書名ヨミ ヒンコン ノ セイシン ビョウリ
シリーズ名 叢書・精神の科学 12
出版元 岩波書店
刊行年月 1986.9
ページ数 282p
大きさ 19cm
ISBN 400004012X
NCID BN00357710
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全国書誌番号
86058067
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言語 日本語
出版国 日本
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