植民地帝国日本の文化統合

駒込武 著

近代日本は、異民族を支配し多民族統合の体裁を整えるために、どのような文化政策を行ったのか。また、異文化の本国への逆流を防ぎ「日本人」であることの同一性を維持するために、いかなる排除のための装置を機能させたのか。台湾・朝鮮・「満洲国」・中国(華北占領地)での教育・言語政策と宗教・思想統制の実態を、現地の同時代資料をふまえ、歴史状況の推移を追いながら明らかにする。日本型文化統合の構想と自壊のプロセスを入念にトレースした労作。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 台湾・1900年前後-中華帝国からの離脱
  • 第2章 朝鮮・1900-10年代-弱肉強食と博愛平等
  • 第3章 台湾・1910年代-差別の重層的な構造
  • 第4章 朝鮮・1920-30年代-多民族国家体制の模索
  • 第5章 満洲国-アジア主義の可能性と限界
  • 第6章 華北占領地-日本語共栄圏構想の崩壊過程

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 植民地帝国日本の文化統合
著作者等 駒込 武
書名ヨミ ショクミンチ テイコク ニホン ノ ブンカ トウゴウ
出版元 岩波書店
刊行年月 1996.3
ページ数 465, 17p
大きさ 22cm
ISBN 4000029592
NCID BN14085812
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全国書誌番号
96054233
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言語 日本語
出版国 日本
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