十五世紀プロヴァンス絵画研究 : 祭壇画の図像プログラムをめぐる一試論

西野嘉章 著

北方ルネサンス美術とフランドル美術のあいだに埋もれていた十五世紀プロヴァンス絵画は、今世紀初頭にフランス美術の源泉としての地位を得た。本書は、様式論・イコノグラフィーのみならず、図像の構成原理の解明という手法によって、その中世神学との関わりあいや地域的特性を見事に読み出す。西洋美術史学近年の一大成果。

「BOOKデータベース」より

博士論文;博士論文

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

[目次]

  • 図像篇(エクスの『受胎告知祭壇画』
  • アンゲラン・カルトンの『聖母戴冠祭壇画』
  • 『ブルボンの祭壇画』
  • 『アヴィニョンのピエタ』
  • ニコラ・フロマンの『燃える柴の祭壇画』)
  • 画家篇(バルテルミー・デック
  • アンゲラン・カルトン
  • <アヴィニョンのピエタの画家>
  • ニコラ・フロマン
  • 『カトリーヌ・ド・クレーヴの時祷書』)

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 論文の内容の要旨
  • 目次 / p7
  • 序論 / p10
  • 第一部 エクスの『受胎告知祭壇画』 / p16
  • 第一章「コルピチの祭壇」 / p18
  • 第二章 来歴 / p22
  • 第三章 復元問題 / p25
  • 第四章 内装部の図像学 / p27
  • 第五章「律法下の世界」と「恩寵下の世界」 / p30
  • 第六章 ベルナルドゥスのマリア学 / p37
  • おわりに / p43
  • 第二部 アンゲラン・カルトンの『聖母戴冠祭壇画』 / p86
  • 第一章 請負契約書 / p89
  • 第二章「東西教会の帰一」と『聖母戴冠祭壇画』 / p103
  • 第三章 カルトジオ会と美術 / p107
  • 第四章 ヴィルヌーヴの修道院とフィレンツェ公会議 / p115
  • 第五章 カルトジオ会士ディオニシウス / p122
  • おわりに / p128
  • 第三部『ブルボンの祭壇画』 / p162
  • 第一章 ヨハネ福音書との呼応 / p163
  • 第二章 窓越しの聖霊発出と霊魂の救済 / p167
  • 第三章 コウノトリの問題 / p170
  • おわりに / p173
  • 第四部 『アヴィニョンのビエタ』 / p189
  • 第一章 四人型哀悼/埋葬図の系譜 / p193
  • 第二章 銘文の由来 / p196
  • 第三章「暗闇(テネブレ)勤行」と図像構成 / p199
  • 第四章「信仰」の寓意としての聖母 / p204
  • おわりに / p207
  • 第五部 ニコラ・フロマンの『燃える柴の祭壇画』 / p227
  • 第一章 画中の銘文 / p229
  • 第二章「燃える柴」と聖母 / p232
  • 第三章「お告げ」の主題 / p233
  • 第四章 図像プログラム / p237
  • おわりに / p238
  • 結論 / p261
  • 第六部『カトリーヌ・ド・クレーヴの時祷書』 / p265
  • 第一章 三位一体の聖務日課 / p268
  • 第二章 贖罪サイクルに見る図像統合の-現象 / p270
  • 第三章 欄外装飾における寓意的連関 / p274
  • おわりに / p281
  • 図版一覧 / p298
  • 参考文献一覧 / p306

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

この本の情報

書名 十五世紀プロヴァンス絵画研究 : 祭壇画の図像プログラムをめぐる一試論
著作者等 西野 嘉章
書名ヨミ ジュウゴセイキ プロヴァンス カイガ ケンキュウ : サイダンガ ノ ズゾウ プログラム オ メグル イチ シロン
出版元 岩波書店
刊行年月 1994.2
ページ数 320, 49p 図版51枚
大きさ 27cm
ISBN 400002938X
NCID BN10495164
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全国書誌番号
94036740
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言語 日本語
出版国 日本
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