緑芽十片 : 歴史にみる中国の喫茶文化

布目潮渢 著

喫茶は中国で始まった。茶葉(茶樹の葉)の飲料としての利用は、摘み採った茶葉をすぐに加熱し、発酵をおさえることによって可能となった。著者はこの重要な事実に注目しつつ、歴史家としての立場から文献史料の精査の上に立って、喫茶が中国の戦国時代〜漢代に始まり、以後唐代へかけて普及したことを明らかにする。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 喫茶の起源(茶樹の原産地
  • 食べるお茶
  • 喫茶は神農から始まったか-茶の薬用起源説
  • 喫茶は中国少数民祭起源か
  • 茶の種類)
  • 2 中国における喫茶の普及(茶を現わす漢字
  • 三国・両晋時代の喫茶
  • 南北朝時代の喫茶
  • 唐代における喫茶の普及)
  • 3 陸羽の『茶経』(陸羽の伝記
  • 『茶経』の内容
  • 唐詩と『茶経』
  • 喫茶の周辺諸国への伝播)
  • 4 宋・元・明時代の喫茶(竜団鳳餅
  • 宋代の茶の点て方
  • 宋代の茶器と『茶具図賛』
  • 元代の喫茶
  • 明代の喫茶)
  • エピローグ(現代中国の喫茶風景
  • 烏竜茶と紅茶
  • 世界史と茶)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 緑芽十片 : 歴史にみる中国の喫茶文化
著作者等 布目 潮渢
布目 潮〓
書名ヨミ リョクガ ジッペン
出版元 岩波書店
刊行年月 1989.4
ページ数 269, 5p
大きさ 19cm
ISBN 4000024523
NCID BN03339602
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全国書誌番号
89040385
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言語 日本語
出版国 日本
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