めぐりくる夏の日に

河島英昭 著

東京・大森で生まれた著者は、一家で疎開した北上川のほとりで敗戦を迎え、帰るべき家を失ったまま盛岡中学に進学する。無垢な目に映った戦前の東京、次第に濃さを増してゆく戦争の影と国民学校同級生との別れ、そして見知らぬ土地での体験とさらなる別れ…。のちにイタリア文学研究の道に進んだ著者は、見えない糸に導かれるように、そこに新たな同級生たちを見出してゆく。皇国少年のあの日々を、そして混沌のなかでの成長の日々を、静かな筆致で回想する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 川のほとりで(失われた川
  • ショプコを摘む ほか)
  • 2 めぐりくる夏の日に-プロムナード(散歩から散策へ
  • 祖父との散歩 ほか)
  • 3 山麓点景(豆腐庵で咲かせた薔薇
  • 浅間山麓の朝 ほか)
  • 4 丸のいない日

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 めぐりくる夏の日に
著作者等 河島 英昭
書名ヨミ メグリクル ナツ ノ ヒ ニ
出版元 岩波書店
刊行年月 2007.7
ページ数 196p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-00-002265-1
NCID BA82677686
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全国書誌番号
21276974
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言語 日本語
出版国 日本
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