貧困と飢饉

アマルティア・セン [著] ; 黒崎卓, 山崎幸治 訳

本書は、20世紀に世界各地で発生した「大飢饉」の原因が一国レベルの食料供給能力不足にあったという通説を否定し、人々が十分な食料を手に入れ消費する能力や資格(権原=エンタイトルメント)が損なわれた結果であったことを明らかにしている。著者の「不平等理論」の形成に大きな影響を与え、開発経済学に新たな地平を切り開いた実証分析の成果である。原書刊行後の研究成果を簡潔にまとめた講演「飢餓撲滅のための公共行動」を併せて収める。1998年ノーベル経済学賞受賞。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 貧困と権原
  • 第2章 貧困の概念
  • 第3章 貧困-特定と集計
  • 第4章 飢餓と飢饉
  • 第5章 権原アプローチ
  • 第6章 ベンガル大飢饉
  • 第7章 エチオピア飢饉
  • 第8章 サヘル地域の旱魃と飢饉
  • 第9章 バングラデシュ飢饉
  • 第10章 権原と剥奪
  • 講演 飢餓撲滅のための公共行動

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 貧困と飢饉
著作者等 Sen, Amartya
山崎 幸治
黒崎 卓
セン アマルティア
書名ヨミ ヒンコン ト キキン
書名別名 Poverty and famines
出版元 岩波書店
刊行年月 2000.3
ページ数 305, 43p
大きさ 20cm
ISBN 4000019244
NCID BA45876708
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全国書誌番号
20056887
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言語 日本語
原文言語 英語
出版国 日本
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