ピュタゴラス派 : その生と哲学

B.チェントローネ 著 ; 斎藤憲 訳

古来多くの証言によってギリシアの哲学や科学の創始者とさえ信じられてきたピュタゴラス。すでに始まりから謎に包まれていたこの伝説的人物とその教団のすがたを、さまざまに錯綜する資料・断片のうちから浮かびあがらせる。ブルケルトによる画期的な研究以降の新成果をふまえ、関連資料を丹念に紹介しながら、紀元前6世紀から新ピュタゴラス主義の復活に至るまでの概観を与える解説書。"始源"への欲望によって絶えず再生産され続ける伝説を、入念な資料批判によって一つひとつ突き崩す古典文献学・古代哲学史のスリリングな営みの現場へ読者を案内する。研究史概観、文献一覧、地図、索引つき。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 問題と資料
  • 第2章 政治家ピュタゴラスとピュタゴラス主義の歴史的展開
  • 第3章 奇跡を行なう人ピュタゴラスとその結社の組織
  • 第4章 ピュタゴラスの知
  • 第5章 ピュタゴラス派の哲学
  • 第6章 最後のピュタゴラス派
  • 第7章 新ピュタゴラス主義
  • 第8章 結論

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この本の情報

書名 ピュタゴラス派 : その生と哲学
著作者等 Centrone, Bruno
斎藤 憲
チェントローネ ブルーノ
書名ヨミ ピュタゴラスハ : ソノ セイ ト テツガク
書名別名 Introduzione a i pitagorici
出版元 岩波書店
刊行年月 2000.1
ページ数 325p
大きさ 20cm
ISBN 4000019236
NCID BA44946808
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全国書誌番号
20036771
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
原文言語 イタリア語
出版国 日本
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