評伝徳富蘇峰 : 近代日本の光と影

ビン・シン 著 ; 杉原志啓 訳

『近世日本国民史』全百巻を含む約三百冊もの著書を残し、『国民新聞』主筆として活躍した「近代日本の怪物」・徳富蘇峰。帝国日本の「嚮導者」とよばれたその生涯は、近代日本が直面した命運とぴったりと「癒合」していた。人種の対決を契機とした世界戦争を予見し、西洋列強との全面戦争へと世論を導き、アジア諸国に日本への黙従を鼓吹した「実際政治の脚本家」の実像に肉薄した快著。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 若き日々(蘇峰の青少年時代
  • 蘇峰の初期の思想)
  • 第2章 蘇峰の膨脹主義理論(吉田松陰と膨脹主義
  • 蘇峰の膨脹理論
  • 蘇峰と転向の問題)
  • 第3章 帝国主義論者としての活動-一八九六‐一九一三(世界漫遊
  • 政治の実世界
  • 人種的観点から見た世界闘争)
  • 第4章 『近世日本国民史』の叙述(成立の背景
  • 動機とモデル
  • 『国民史』の意義)
  • 第5章 「大東亜戦争」と蘇峰-一九一四‐一九四五(議院政治の拒絶
  • 大正時代
  • 明治維新の継続としての「大東亜戦争」
  • 「大東亜戦争」での蘇峰)
  • 第6章 敗戦後の蘇峰

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 評伝徳富蘇峰 : 近代日本の光と影
著作者等 Vinh Sinh
杉原 志啓
ビン シン
書名ヨミ ヒョウデン トクトミ ソホウ
書名別名 Tokutomi Sohô
出版元 岩波書店
刊行年月 1994.7
ページ数 227p
大きさ 20cm
ISBN 4000015168
NCID BN11307011
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全国書誌番号
95000586
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言語 日本語
原文言語 英語
出版国 日本
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