意味の弾性 : レトリックの意味論へ

佐藤信夫 著

言語について考えること、それは古くから思索の中心をなす課題であった。だが、人が言語を理論的に扱うことに習熟すればするほど、言語は固定化されその本来の姿を失ってしまう。ことに、言語における意味は一義的に捉えられるものではなく、遊動的な弾性を帯びたものなのだ。従来の言語理論が忘れがちであった<意味の弾性>を論じ、言語そのものが本来もっているレトリック性を、豊かな例証とともに具体的に明示化する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 意味の《区別性》への不安
  • 2 意味の《流動性》への不安
  • 3 《原始語》への信頼のしかた
  • 4 言語記号の《随意性》
  • 5 ふたつの《ロゴスの構図》
  • 6 表現と意味の《ずれ》
  • 7 意味の《自己同一性》
  • 8 《同一の意味》から《自己比喩》へ
  • 9 意味の《弾性》…自己比喩
  • 10 意味の《遊動性》…意味の奪い合い

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 意味の弾性 : レトリックの意味論へ
著作者等 佐藤 信夫
書名ヨミ イミ ノ ダンセイ
出版元 岩波書店
刊行年月 1986.8
ページ数 361p
大きさ 19cm
ISBN 4000001183
NCID BN00289676
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全国書誌番号
86053522
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言語 日本語
出版国 日本
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