井筒俊彦 著
言語を介して人間存在の本質に迫る試みは決して新しいものではない。だが、デリダからスーフィーをへて空海へ、ソシュール言語学からイスラーム神秘哲学をへて唯識・華厳の学へと、この広大な精神世界の体験を言語化しようと企てたものはいまだかつてなかった。古今東西の思想を自由闊達に渉猟し、しなやかな精神をもって「意味の深みへ」と向かう碩学の思索は、思想のポストモダン的状況において、知の沃野が東洋哲学の世界を通して限りなく拡がることを啓示する。
「BOOKデータベース」より
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