ハンナ=アーレント

太田哲男 著

ドイツ系ユダヤ人として成長し、ハイデガーやヤスパースに学んだハンナ・アーレントは、ナチス政権成立とともにドイツを離れ、無国籍者となり、抑留キャンプに放り込まれながらも辛うじて脱出、アメリカに渡って英語を習得、『全体主義の起源』を発表するに至った。彼女はこの作品で自分たちを絶滅の淵に追いやった全体主義とは一体何だったかを普遍的な形で表現しようとした。その後彼女は、公民権運動やベトナム反戦の時代の米国で、一方では「自由」「討論」「公共性」をキーワードに政治のあり方を、他方では大衆社会や消費者社会のあり方を描いた。彼女の立ち向かったところは、二十世紀とは、「現代」とは何かの考察であった。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 ハンナ=アーレントの生涯-前半生を中心に(少女時代
  • 学生時代
  • ナチスの台頭
  • ドイツを脱出-無国籍ユダヤ人となる
  • アメリカへの移住とアウシュヴィッツの衝撃)
  • 2 『全体主義の起源』(『全体主義の起源』の執筆
  • 「第一部反ユダヤ主義」
  • 「第二部帝国主義」
  • 第三部の成立をめぐって)
  • 3 その後の諸著作(『人間の条件』
  • 『イェルサレムのアイヒマン』
  • 『革命について』
  • 『カント政治哲学の講義』と『精神の生活』)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 ハンナ=アーレント
著作者等 太田 哲男
書名ヨミ ハンナ = アーレント
シリーズ名 人と思想 180
Century books 180
出版元 清水書院
刊行年月 2001.12
ページ数 258p
大きさ 19cm
ISBN 4389411802
NCID BA54723967
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全国書誌番号
20303557
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言語 日本語
出版国 日本
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