艶筆今昔物語

狭山温 著

[目次]

• 目次
• 第一話 雲から落ちた久米ノ仙人の話 / 15
• 第二話 蛇と婬を行つたある若い僧の話 / 35
• 第三話 鹿と思われ射殺された女犯僧の話 / 41
• 第四話 鬼に魅入られたある田舎女の話 / 54
• 第五話 眼の前で妻を姦された武士の話 / 72
• 第六話 女の排泄物を食べた色好みの男の話 / 84
• 第七話 閨房から姿をくらましたある女の話 / 94
• 第八話 蕪を食べて姙娠した未通女の話 / 118
• 第九話 女色に迷つて盗賊となつた若者の話 / 129
• 第十話 愛慾に盲いて身を滅した僧正の話 / 151
• 第十一話 「妙」の一字に命を救われた書生の話 / 166
• 第十二話 風流殿上人とその浮気な女房の話 / 179
• 第十三話 妻と知らずに女を口説いた舎人の話 / 185
• 第十四話 嫉妬心から自分の亭主を殺した女の話 / 193
• 第十五話 衣ひとつで命を棒にふつた坊主の話 / 205
• 第十六話 身を殺して主に報いた忠犬の話 / 210
• 第十七話 約束を破つて悶え死にした男の話 / 218
• 第十八話 死人に乗つて一晩中歩いた道楽者の話 / 234
• 第十九話 猿神を懲らしめたある旅の僧の話 / 241
• あとがき / 265

「国立国会図書館デジタルコレクション」より