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ナヴァル王妃の七日物語 : ヘプタメロン
平野威馬雄 訳
[目次]
- 標題
- 目次
- 譯者の言葉 / 9
- 「七日物語」書誌 / 13
- アングレーム公妃のルイズ・ド・サヴオワと(その娘)ナヴアール王妃マルグリートの傳記 / 17
- フランス原典校訂者の添へ書き / 44
- 人物考 / 53
- プロローグ / 55
- 第一日
- 第一話 アランソンの女が二人の愛人をもち、一人は快樂のため、一人は金のためだつたが、自分の浮氣を見破られたので、その一人を殺させた事。 / 71
- 第二話 ナポリの王樣がある紳士の妻を誘惑して自ら角を生やすに到つた事。 / 80
- 第三話 ある紳士がフラマン(ベルギー の御婦人にけしからぬことをしようとして恥をかいた事。 / 87
- 第四話 女船頭が手込めにしようとした二人の修道僧から逃れ却つて二人を人々の笑ひものにした事。 / 95
- 第五話 ある婦人が愛人と共にゐる時、片眼つぶれた夫に驚かされたが、計略によつて愛人を逃した事。 / 98
- 第六話 ある男が妻と寢ながらも召使と思ひ込んで友人にも同じ事をさせた事。そして、友人はその妻にそれと知られることなくして姦通した事。 / 101
- 第二日
- 第七話 ド・ロンセス夫人が、ツアールのフランシスコ修道院で味つた香はしきぬれ事。 / 106
- 第八話 恋人が馬丁の腕に抱かれてゐるのを見て恋がさめた紳士の事。 / 109
- 第三日
- プロローグ / 115
- 第九話 僧院長が手をかへ品をかへて尼僧を誘惑するが、つひにその姦痴がばれる事。 / 117
- 第十話 若殿が巴里の代訴人の妻と樂しむために案出した妙計のこと。 / 139
- 第十一話 アヴァンヌの殿樣が立派な婦人の忠告とその姉妹のやうな愛情によつて、パンペリュナの一婦人との淫蕩な恋愛から免れた事。 / 148
- 第十二話 妻が教区の神父と密通した、その夫である村の男が、まんまとだまされてしまつた事。 / 172
- 第四日
- プロローグ / 175
- 第十三話 ある婦人を愛した一修道僧の殘虐を永久に記憶するために、フランシス派の僧院が、その中にゐた修道士たちもろとも燒かれた事。 / 177
- 第十四話 ある夫がその妻の姦通現場をおさへて死よりもおそろしい罰をあたへた事。 / 186
- 第五日
- プロローグ / 194
- 第十五話 クリスマスの夜 ざんげ聽聞僧が若い婦人に科した風がはりな苦行のこと。 / 196
- 第十六話 隱さうとおもつた情事が、その落着したとたん、見あらはされた一官吏婦人の僞善の事。 / 201
- 第十七話 恋人同志が巧みに情事をしとげ、その結果が幸福だつた事。 / 213
- 第十八話 ある夫が女中に、ヘロデ王の嬰兒虐殺記念日の折檻をして、妻をごまかした事。 / 223
- 第十九話 神聖ぶつた修道僧が、裁判官の妻を瞞さうとした事。また母親が愚かにも起きるのがおそすぎるといつて叱責させた若い婦人を見ごと強姦してしまつた事。 / 233
- 第二十話 ある修道僧が、結婚式の夜、夫がお客と踊つてゐる間に、その代役を演じた事。 / 238
- 第二十一話 恋愛遊戯で、巧みに樂しんだ伯爵夫人のこと。そして、かの女の火遊びがどうしてばれたかといふ事。 / 242
- 第六日
- プロローグ / 252
- 第二十二話 ブルゴーニ公妃の恐ろしい淫乱と惡意とがかの女自身と、二人の恋人の死の原因となつたこと。 / 253
- 第七日
- プロローグ / 279
- 第二十三話 ある婦人が己れの経驗した情事を話すのに三人称を用ひたが不注意にも秘密がばれてしまつた事。 / 280
- 第二十四話 ヴァンドームの領主とナヴアール王女とが見聞した面白いでき事。 / 283
- 第二十五話 ある婦人が夫の愛を強めようとして媚藥のつもりで斑猫の粉を盛り、あやふく殺すところだつたといふ事。 / 286
- 第二十六話 あるイタリー人が召使にだまされて、かの女に代つて碾割を篩ひ分けてゐるところを妻君に見つけられた事。 / 291
- 第二十七話 臨終の婦人が女中と情交してゐる亭主の姿をみて、はげしい性慾にもえ、たちまち病氣全快したといふ事。 / 294
- あとがき / 298
「国立国会図書館デジタルコレクション」より
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