彼女の好きなやつ

富島 健夫【著】

土井の手が動いた。かすかな抵抗ののち、晴代は土井に胸をまかせた。夜が羞恥をおおっていた。土井のくちびるが離れたので、晴代は呼吸をととのえた。耳に、熱い息がかかった。「きみのすべてを知りたい」土井の声はかすれていたが、はっきりと晴代はそのことばを聞いた。一瞬、からだがかたくなった。それが恋人たちのたどりつくところであることを、晴代は知っていた。心とからだを求めあいながら揺れ動く青春群像を描く傑作ロマン。

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 彼女の好きなやつ
著作者等 富島 健夫
書名ヨミ カノジヨノスキナヤツ
シリーズ名 ケイブンシャノベルス N‐220
出版元 勁文社
刊行年月 1994.7.10
ページ数 196p
大きさ 18cm
ISBN 476692018X
言語 日本語
出版国 日本

掲載作品

著作名 著作者名
ふたつの道 富島 健夫
十五歳の狂人日記 富島 健夫
土曜日の憂愁 富島 健夫
夜はわたしのもの 富島 健夫
川は光る 富島 健夫
彼女の好きなやつ 富島 健夫
従姉の恋人 富島 健夫
栄光への道 富島 健夫
決闘寸前 富島 健夫
証言 富島 健夫
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