身の形而上学 : 道元と聖書における「智慧に満ちた全身」論

門脇 佳吉【著】

地球の生態学的危機に直面した人類は、この危機をもたらした近代合理主義への反省を深めつつある。精神と身体の二元論を説いた近代西欧哲学を批判し、聖書が本来的にもつ教えと道元の思想とを根源的に追体験した著者は、東西の対立を超えた身心一如の「智慧」に到達した。近代を再審しながら新しい世紀を拓くメタ・エチカの提唱。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 真の身体観を求めて(デカルトとプラトンの心身二元論-その根底に隠れる宗教性
  • アリストテレスとトマスの霊魂・身体論)
  • 2 聖書・道元の身の形而上学(聖書の人間は身である
  • 道元の「真実人体」)
  • 3 道元の「智慧に満ちた全身」論『摩訶般若波羅蜜』を読む
  • 「智慧に満ちた全身」は仏の広大無辺な「活き」を知る
  • 三昧体験の深みへ)
  • 4 聖書の「知慧に満ちた全身」論(現代聖書学は創世記解釈を変革した
  • 聖書における「智慧に満ちた全身」
  • 神体験の深みへ-捕囚の絶望の淵への沈潜)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 身の形而上学 : 道元と聖書における「智慧に満ちた全身」論
著作者等 門脇 佳吉
書名ヨミ シンノケイジジヨウガク : ドウゲントセイシヨニオケルチエニミチタゼンシンロン
出版元 岩波書店
刊行年月 1994.5.27
ページ数 249p
大きさ 19cm(B6)
ISBN 4000021885
NCID BN10904332
※クリックでCiNii Booksを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想