『節用集』では日本最大・最高のコレクションを誇る国立国会図書館・亀田文庫から、江戸時代の刊本を中心に120点の『節用集』を精選・集成した『節用集』史料の決定版。大変貴重な室町時代の古写本や慶長期の古版『節用集』を始め、江戸〜明治時代に至る各時期の『節用集』を一度に通覧できる画期的史料。日常生活に必要な言葉を集めた『節用集』は、当時の言語生活・日常生活の重要史料。多彩な『節用集』諸本の変遷や付録記事をつぶさに研究することで、江戸時代の庶民の生活・文化および出版文化の研究に有益。収録サイズは原則としてほぼ原寸大で、大きく見やすい影印版。近世日本の言語・生活・風俗・社会・出版文化という広範な分野での研究史料。西鶴・芭蕉・馬琴など近世の文学作品の語彙や表記の研究にも不可欠。収録書の書誌的データや内容などを明示し、検索・調査に便利。
「BOOKデータベース」より