マリーンが秘書を務めている小説家のエリス・キンバーが、取材のため、親友のブレイズの牧場で過ごすことになった。同行を求められた彼女だが、そのブラックロックス牧場とは、六年前に、彼女が盗みの疑いをかけられ、傷心を抱いて出てきたところだった。恋人のブレイズからも信じてもらえなかった若い彼女には、逃げ出すことしかできなかった。しかもその時、彼女はブレイズの子供を身ごもっていたのだ。そのあとに続いた不幸を思うと、とても辛いことだったが、エリスの勧めで、過去をふっきるために同行を承知する。
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