マクシミリアン国王の訪問の報せが届いた。姉のソフィ王女に結婚を申し込むらしい。まえまえから興味を抱いていた国王に会える!妹のジータは期待で胸をわくわくさせるが、母に、国王滞在中は姿を隠しているよう厳命される。「ひどいわ、不公平よ!」憤慨するジータの胸にひとつの計画が浮かんだ。(『隠されたプリンセス』)。サリナは海に向って身を躍らせた-破産した父に言われるままプリンスと結婚させられたサリナ。だが、プリンスにはすでにロシアに妻子が…。この結婚は罠だったのだ。身を守るため、プリンスを刺したサリナ-もう生きてはいられない-。そのとき、波間を漂うサリナの肩を力強い腕がとらえた。(『愛の漂流者』)。
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