第1分冊は19世紀末から20世紀初めにウィーンで発表された装飾図案を集成したものである。原色図版1は、分離派(1897年結成)の作品と、その機関誌「聖なる春」(1898‐1903)に掲載された作品、原色図版2はウィーン工芸美術学校(今日のウィーン応用美術大学)の教授と学生の作品、及び彼らの作品集『源泉』(1900‐1901)に掲載された作品より精選し、収録した。第2分冊は、20世紀初めにウィーンで発表された装飾図案を集成したものである。原色図版1は、ウィーン工芸美術学校(今日のウィーン応用美術大学)の学生の作品と同校が発行した図案集『平面』(1902‐1904)、原色図版2はウィーン工房(1903‐1932)の作品、原色図版用は1920〜30年代の工芸美術学校の作品を収録した。
「BOOKデータベース」より