寺内 大吉【著】
昭和8年7月に蒲田日蓮会の一行は「死のう」と叫びながら行進、全員検挙された。警察はこの「死のう」団員に拷問を加えた。彼らは警官を告訴、徹底抗争した。昭和11年2.26事件が暴発した。首魁の日蓮主義者北一輝、西田税は反乱将校と共に処刑された。新聞記者としてこの不気味な宗教思想を追及してきた改作は日米開戦の直前にスパイ容疑で逮捕、投獄される。彼は良寛の「法華転」を読み、日蓮や法華経の研究に打ち込むが、昭和19年死刑に。
「BOOKデータベース」より
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