はじめての民俗学 : 怖さはどこからくるのか

宮田登 著

科学技術の発達した現代の都市社会においても、人々が強い関心を寄せつづける、妖怪・オカルトなどの「不思議な現象」。そのような心の源流にあるのは、いったい何なのだろうか。脈々と生き続ける、日本人の隠れた意識を探り当てるのに、民俗学はすぐれた力を発揮する。本書は、民俗学の入門的な知識と、学問としての流れをはじめの一歩から解説。さらには、エンガチョ、消えるタクシー客など、都市のフォークロアに適用して、身近な「怖さ」の裏にひそむ非合理的思考や神秘主義へのあこがれを読み解き、現代の民俗学の可能性を探る。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1 民俗学とは(民俗学の流れ
  • 現代社会とフォークロア
  • 「都市」へのアプローチ
  • ハレとケのとらえ方
  • 気離れと穢れ
  • 私と民俗学)
  • 2 都市が秘める力(「都市」への誘い
  • 「都市」の語り出すフォークロア
  • 「不思議な場所」のテーマ
  • 怖さはどこからくるのか)
  • 3 再生への願い(ケガレとキヨメ
  • 「白山」の意味
  • シラと再生
  • 白比丘尼の長命
  • 「白」のもたらすもの
  • 熊野とシラ
  • 生まれ清まり)
  • 4 現代民俗学の可能性(「世の終わり」のフォークロア
  • 「不可思議」な心意
  • 流行神と祀り棄て)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 はじめての民俗学 : 怖さはどこからくるのか
著作者等 宮田 登
書名ヨミ ハジメテ ノ ミンゾクガク : コワサ ワ ドコ カラ クル ノカ
シリーズ名 ちくま学芸文庫 ミ2-6
出版元 筑摩書房
刊行年月 2012.8
ページ数 214p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-480-09482-7
NCID BB09946115
※クリックでCiNii Booksを表示
全国書誌番号
22156588
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
この本を: 
このエントリーをはてなブックマークに追加

このページを印刷

外部サイトで検索

この本と繋がる本を検索

ウィキペディアから連想