米村圭伍 著
藩の運命を左右する領主の落し胤。その存在を察知した輩が、権力を求めて蠢き出す-。出雲国千歳藩の西の端に位置する鳥越村。その村にある郷蔵の差配役・大月慎兵衛と配下・矢島重三郎には、それぞれに愛息がいた。慎兵衛には、厚い胸板に太い腕、大柄で腕力が自慢の寅之助。重三郎には、小柄で痩身、病がちだが、利発な小太郎。二人はまるで兄弟のように育てられたが、そこには慎兵衛と重三郎の人知れぬ願いが隠されていた…。
「BOOKデータベース」より
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