教科書では学べない世界史のディープな人々

鶴岡聡 著

ギリシャを救った王、ローマで放蕩の限りを尽くした少年皇帝、地獄に落ちた教皇、夭折の天才数学者、王になりそこねた男、夫の遺言を半世紀守り続けた妻…"歴史未満"だからこそ"歴史以上"の輝きを放つ天才・異才・奇才たちの世界。世界史の"日陰"を苛烈に生きた人々のあまりにもディープな25エピソード。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 王(スパルタ王レオニダスの気骨-「自分の死は避けられない」
  • 酒池肉林に明け暮れた少年皇帝-「燦然たる冠を被っている女装した男児の姿がそこにある」
  • 赤髭王伝説-「皇帝は生きているが生きていない」
  • 地獄に落とされた教皇「余の首を持っていけ」
  • カンタベリー大聖堂の惨劇-「私は死を喜んで迎える準備ができている」
  • キャロライン王妃事件-「世論は圧倒的に王妃に同情的だった」
  • 首はどこへ行った?-「首を持ち出した犯人は誰か。真相のほどはいまだに不明」
  • 皇帝になりそこねた男「彼はとうとう飛べなかった」)
  • 第2章 民(ロダンの傑作『カレーの市民』-「一様にボロをまとい疲れきった6人の男たち」
  • デカブリストの妻たち-「愛の絆は何者にも断ち切れない」
  • 隠者ピエールと民衆十字軍の顛末-「このような栄誉を今までに受けた者を私は知らない」
  • 夫の遺言を50年後に伝えた妻-「生きている間にこれが実現するか、まるで確心がなかった」
  • 悪徳教皇に挑んだ男-「いまやあなたは牧者ではない。ローマの教会の代表者ではない。あなたは間違っているのだ」
  • ケペニック事件-「制服は個性を隠す」)
  • 第3章 戦(ローマを撃破した完璧な一戦-「悪いことをするとハンニバルに連れてかれちゃうよ」
  • ジェントルマンの国も千年前は無法地帯-「それは、どこかの王国の異変の予兆であった」
  • ムッソリーニに敗北した詩人-「驚くべき大衆運動であるが、司令官の資質はない」
  • ワーリュシュタットの真実-「われわれは神の加護によりこの試練を耐えた」
  • 戦争にまで発展したサッカー試合-「暗くつらい過去の負の遺産があり、戦争はその延長線上にあった」
  • ヒトラーの師-「ドイツよ目覚めよ、目覚めよ!」)
  • 第4章 拓(生き急いだ天才数学者-「この証明を完成するための方法がある。でも私には時間がない」
  • 幻視に天国を見た修道女-「私はある天上のヴィジョンを見た」
  • 場末のワルツ-「私はまことに老いた時代に、まことに若くして生を享けた」
  • 妻の名声に隠れた男の気魄-「せがれが死にましたか。今度はいったい何を夢見ていたのだろう」
  • 封印列車の旅-「群衆は『ウラー(万歳)』の歓呼で迎えた」)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 教科書では学べない世界史のディープな人々
著作者等 鶴岡 聡
書名ヨミ キョウカショ デワ マナベナイ セカイシ ノ ディープ ナ ヒトビト
出版元 中経
刊行年月 2012.8
ページ数 347p
大きさ 18cm
ISBN 978-4-8061-4429-8
NCID BB10111348
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全国書誌番号
22140001
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
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