縄文期。意識もなく大海で漂流していたヒカリは東北のとある海岸に打ち上げられる。そこにはヒカリと違う文明の人種が暮らしていた。「海辺の村」の老婆コズマと美しい娘サヤの手によってなんとか一命を取り留めたヒカリ。しかし、彼は記憶を失っていた。自分がどこから来たのか、どうして流されていたのか全く覚えてない。村の住人に恩返しをしようとヒカリが動き始めた矢先、村民の子供が何者かにさらわれてしまう。記憶を失っているヒカリは、村の若者ナムと力を合わせ子供の救出に向かうが、人間とは比べものにならないほどの怪力の持ち主半人や凶暴な獣たちがふたりの勇者の行く手を阻む-。
「BOOKデータベース」より