本書の「第1部総論編」では、第1章において2002年以降の世界と日本の貿易・直接投資動向の分析とともに、WTO新ラウンドと世界のFTAの動向をまとめている。第2章では、消費主導で景気回復を図ってきた東アジアにおいて拡大する高所得購買層(中間層)に着目し、消費市場としての東アジアを浮かび上がらせている。第3章では、日本経済の活性化のために求められる対日投資や輸出促進、知財戦略などの取り組みと課題を具体的事例とともに紹介している。また、第2部では、世界の62カ国・地域の経済、貿易、直接投資動向を最新の現地統計などを基に分析している。
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