子供の世紀

エレン・ケイ 著 ; 大村仁太郎 編述

[目次]

  • 標題
  • 目次
  • 第一章 子の親を選ぶ權利
  • 第一節 本書を讀者に寄せる理由=十九世紀末に於ける淺間しき世の狀態=人類の攺善=人種血屬の神聖=基督敎の人生觀と進化論の人生論=動植物の攺良淘汰 / 1
  • 第二節 男女間に於ける共同生活の新形式=基督敎の敎義は馬鹿氣たるもの=同性的關性の研究に力を用ふべし=消極的貞操と積操 / 8
  • 第三節 古代國民が體育に意を用ひたること=系統發生の學問=父母の年齡に對する研究=性質隔絕せる男女の相愛 / 14
  • 第四節 遺傅と自然淘汰に關する諸大家の說=血族結婚の問題=ガルトン一派の弱者殘減說=ワレースの相愛は人類を高尚にするとの說=遺傳素質の中和說=モーグレーの精神病の遺傳說=ニイチエの人類向上說=クレラの警告=天才の子は多く平凡 / 19
  • 第五節 身體の最も發達した部錄は最も美觀を呈す=足の形の研究=人類の淘汰の促す條件=人類攺良と美術 / 29
  • 第六節 高尚偉大なる愛情=深甚熱烈なる愛情の發作=結婚條件の攺良=公式の結婚手續を履まぬ夫婦=子の權利と親の義務との擴張=血液の命令=肉慾の美化=無辜の苦痛に呻吟する兒童 / 32
  • 第七節 犯罪素質の艾除=心身の惡質を子孫に及ぼさぬ覺悟=生みの恩=健氣なる二婦人の決心=貞女と不貞女=男猛なる通化力と本質維持の惰性=意識の麻痺せる母=義理の爲めに取り結ばれたる夫婦 / 41
  • 第八節 法律の新任務=健康證明の必要=個人の道義心の養成=ニイチエの言=本書題號の由來 / 50
  • 第二章 敎育の要訣
  • 第一節 詩聖ゲーテ言=舊思想の敎育=兒童敎育の要旨 / 56
  • 第二節 吾が欲する所によつて兒童を左右すべからず=敎育の秘訣は敎育せぬにある=兒童に自由と心の平和とを與へよ=人類は互に解し合ふことが出來ぬもの=保護者のおせつかい=教育者の性念=兒童の周圍の攺良 / 60
  • 第三節 覺束なき航路の燈明臺=始原の精神=父母祖先の遺傳=一家族と兒童の習慣=兒童を待つに成人に對する如き心を以てせよ / 68
  • 第四節 團粟の丈比べと通化の大理法=凡俗を超越する大勇氣の振作=天才ある子は繼子扱を受ける=新思想を抱きつつ舊思想に從つて敎育する人=野蠻なる專制的高壓手段=當歳より三歳までの兒童 / 74
  • 第五節 兒童の絕對的服從=兒童に多くの經驗を與ふべし=泣き叫ぶ兒童や他人の所有物に手を觸るる兒童などの矯正法=兒童を懲罰するに當り心得體くべき二三の條項 / 79
  • 第六節 昔の敎育の主義は一貫して居る=愛情は平素抑損して置くを可とする=兒童をして强ひて謝罪せしむるは不可=漫に兒童の感情を剌戟すべからず=反省の必要 / 85
  • 第七節 體罰の要不要は敎育の伎倆如何によって決す=體罰は兒童の精神に瘡痍を負はせる=復讐的處罰は犯罪者を悔悟せしめぬ=打擲は弱者を責める卑怯な手段=打擲は狹猾なる性質を喚起す=打擲は人の節操を傷つける / 89
  • 第八節 憎しみの念と怖れの念=伊太利の國俗=冷かな虛僞と溫かな虛僞=恐怖心詩的空想及意志と記憶との動搖より起る虛僞=虛僞を矯正する手段 / 102
  • 第九節 兒童敎育の建設的要素=新時代生活の準備=兒童を家事に關係せしむべし=兒童をして自ら營む習慣を變はしむべし=溺愛と敎育とは兩立し難し=兒童を奴隷の如く見做す親と兒童に召使の如く事へる親 / 109
  • 第十節 家庭生活の最も良い型=心靈のホームを失つて寂寞を嘆する靑年男女=上流社會の奥樣と普通の家の細君との母親としての優劣=よく行届いた母親いた母親の失敗=淡泊で思切りのよき敎育法=絕えず子供の新經を與奮させる母親=家庭は陰氣な鹿爪らしい人間の集合所=親と子の心の融和=満天下の靑年男女は精神的狐鬼 / 115
  • 第十一節 理想と現實との不一致=兒童なる語は大王の異名=子供の權利の發展=親の理想を子に强ふべからず=子は親の爲めに多大の貢献を爲す=子孫の爲めに圖るは吾が爲めに圖るに同じ=二十世紀は兒童の舞臺 / 123
  • 第三章 家庭の衰微
  • 第一節 理想の影法師と路傍の一里標=靑年を腐敗堕落せしむる間接の原因=家庭の衰微=家庭生活の破壊=兒童の敎育家庭より學校に移らんとす=學校時間の增加=攺革は家庭より始むべし / 129
  • 第二節 今日の家庭生活の一進步=父母敎師の態度一變=吾が子に貧弱の實情を秘する父母=兒童を峻酷に取扱ふ父母=道德堅固なる靑年男女を造り出す家庭=良家庭に於ける父母と子供の態度=何事も手輕く圓滿に行はれる家庭=兒童を無家庭の有樣より救ひ出すべし / 136
  • 第四章 學校の精神的殺人罪
  • 第一節 今日の學校は人間の素質を沒却せんとする處あり=均等敎育の主義を打破すべし=智識の共通元素=新なる學校系統案の編成=敎育の積弊に對する攺革者の覺悟=所謂合同學校の新說 / 143
  • 第二節 自宅獨修の時間を制定すること=宿題の幣害=隨意時間の制定=敎授法の攺良=永く記憶に留つて居る智識=敎育上洵に面白い現象=受持以外の學科に對する興味を喚起すること / 154
  • 第三節 童話に關する經驗談=童話は兒童の精神的最良なる養料=兒童は詩人の如し=兒童は長き物語を好む=兒童は美術家の如し=兒童は同一印象の連續を好む=今日の敎科書の缺點=敎科書に代用すべき書物 / 161
  • 第四節 學科の雑多なること=學校は無用の長物=敎授の大方針=試驗制度は兒童の發達に對し大なる躓きの石=敎育上の美果とは何ぞ=滿天下の人士の猛然@起せんことを希ふ / 167
  • 第五章 未來の學校
  • 第一節 幼稚園は芋桶の如し=父母の誤解=兒童の特性を觀察すること=幼稚園は粘土工場の如し=雷同と興論と統一の精神=自己を試驗する條件と其の問題=情操の養成=賢母養成の必要=幼稚園は如何に攺良すべきか / 171
  • 第二節 小學校の敎育を家庭に移すべし=家庭の長所=小學校の長所=家庭は社會生活を縮寫せるもの=學校が與ふる交友の利害=就學年齡を延期すべし=偉人の生立ちは如何=ゲーテの受けた理想的敎育=今日の學校が好成績を擧げ得ぬのは何故ぞ=今日の學校の模範とする生徒=學校に於ける個性の飜弄 / 184
  • 第三節 萬人共通の能力=數學や文法は理解力を進めるに足らぬ=人生及び自然界の活學問=敎育者の唯一の仕事=一と通りの生活に事を缺かぬだけの學問=未來の學校の敎育法=未來の學校の敎科書=未來の學校の庭園遊戱運動=未來の學校の建物 / 194
  • 第四節 小說詩文の類を嚴禁ずるは不可=劣等なる作物の害=智と情との養成=大家の名品傑件と現時の駄作=よく觀よく讀むべし / 206
  • 第五節 未來の學校に於ける學科=外國語の練習法=季節に従つて學科の配當を變更すること=同一學科を數囘反覆すべからず=小歷史學者と小博物學者との修學旅行=科目の統一と聯絡とを專一にすべし / 210
  • 第六節 今日學校の効果は那邊に存するか=學校卒業後新聞一枚役に立つやうに讀めぬ者=夢の學校の眞價=上下兩階級の接觸=合同學校卒業後入學すべき專門學校=人は成功を急ぐべからず=調和統一的敎育 / 218
  • 第七節 未來の學校に供給する敎師=客觀的と主觀的敎育者の敎育的價値=賢明なる紳土淑女に就て處世の道を學ぶべし=一場の夢物語 / 223
  • 第六章 英國の新式學校
  • 第一節 英國に於ける學校攺革の快擧=アボツホルム學校設立者レデー氏の言=新式學校の特色=學問と實際生活との聯絡=諸學科の取扱方=新式學校の二十四時間=諸方に於ける學校攺革の氣運 / 228
  • 第二節 キング、アルフレツド學校の新敎育主義=最急進主義のラスキン家庭學校=此の學校の起りたる原因=授業の時間割は天氣都合にて變更す=沈勇耐忍を男子の本領とす=諸學科の取扱方=此の學校の目的 / 233

「国立国会図書館デジタルコレクション」より

この本の情報

書名 子供の世紀
著作者等 Key, Ellen Karolina Sofia
大村 仁太郎
エレン・ケイ
書名ヨミ コドモ ノ セイキ
出版元 同文館
刊行年月 大正11
版表示 縮刷
ページ数 240p
大きさ 17cm
NCID BN14190180
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全国書誌番号
43007801
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本
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