日本文法の系譜学 : 国語学史と言語学史の接点

斉木美知世, 鷲尾龍一 著

近代日本に存在した「反普遍文法」の系譜。その煽りを受け不当に無視された松下大三郎の文法論。国語の本性を追求した山田孝雄。その個別言語主義と18世紀普遍文法論との意外な類似性。主観を排した近代文法の嚆矢、大槻文彦の日本文典。その大槻文法に垣間見える矛盾した言語観と西洋言語学の関係!斬新な視点から国語学史と言語学史を縦横に論じ、読者を言語研究の世界へ誘う。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 国語学史と言語学史の接点(国語学史における「明治」という時代
  • 落合・小中村『中等教育日本文典』など ほか)
  • 第2章 近代日本における普遍文法の行方(比較言語学と普遍文法
  • 普遍文法論と近代日本の言語研究 ほか)
  • 第3章 国語の特質と普遍文法論(言語の多様性と西洋式日本文典批判
  • 「比較文法論」事始め ほか)
  • 第4章 西洋概念の受容と拡張-助動詞・ヴォイス・口気(大槻文法の位置づけ
  • 大槻文法の遺産 ほか)
  • 第5章 言語学史から見る大槻文彦の言語観(大槻文彦と価値からの独立
  • 国学と国語優秀説 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 日本文法の系譜学 : 国語学史と言語学史の接点
著作者等 斉木 美知世
鷲尾 竜一
書名ヨミ ニホン ブンポウ ノ ケイフガク : コクゴガクシ ト ゲンゴガクシ ノ セッテン
シリーズ名 開拓社言語・文化選書 32
出版元 開拓社
刊行年月 2012.6
ページ数 258p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-7589-2532-7
NCID BB0953456X
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全国書誌番号
22131780
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言語 日本語
出版国 日本
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