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芭蕉 : その鑑賞と批評
下巻
山本健吉 著
[目次]
- 目次
- 『奧の細道』裏日本の部
- 蚤虱馬の尿する枕もと / 14
- 閑さや岩にしみ入蟬の聲 / 16
- さみだれを集て早し最上川 / 22
- 雲の峯いくつ崩て月の山 / 27
- 暑き日を海にいれたり最上川 / 31
- 象潟や雨に西施がねぶの花 / 36
- 荒海や佐渡によこたふ天河 / 41
- 一家に遊女もねたり萩と月 / 47
- わせの香や分入右は有磯海 / 52
- あか〔アカ〕と日は難面も秋の風 / 57
- 塚もうごけ我泣こゑは秋の風 / 63
- むざんやな甲の下のきり〔ギリ〕す / 67
- 『猿蓑』時代 幻住庵前後
- 初しぐれ猿も小蓑をほしげ也 / 78
- 何に此師走の市にゆくからす / 82
- かくれけり師走の海のかいつぶり / 84
- 薦を着て誰人います花の春 / 85
- 四方より花吹入て鳰の海 / 89
- 先たのむ椎の木も有夏木立 / 92
- 日の道や葵傾くさ月あめ / 96
- うき我を淋しがらせよかんこ鳥 / 97
- 猪もともに吹かるゝ野分かな / 102
- 明月や座にうつくしき㒵もなし / 103
- 桐の木にうづら鳴なる塀の內 / 110
- 病鴈の夜さむに落て旅ね哉 / 112
- 海士の家は小海老にまじるいとゞ哉 / 117
- から鮭も空也の瘦も寒の內 / 119
- 雪ちるや穗屋の薄の刈殘し / 124
- 『猿蓑』時代 嵯峨日記前後
- 大津繪の筆のはじめは何佛 / 130
- 梅若菜まりこの宿のとろゝ汁 / 132
- 衰や齒に喰あてし海苔の砂 / 137
- 不性さやかき起されし春の雨 / 138
- 行春を近江の人とおしみける / 140
- ほとゝぎす大竹藪をもる月夜 / 144
- 能なしの寢たし我をぎやう〔ヤウ〕し / 146
- 秋のいろぬかみそつぼもなかりけり / 148
- 『猿蓑』から『炭俵』へ
- 葱白く洗ひたてたるさむさ哉 / 154
- 折〔オリ〕に伊吹をみては冬ごもり / 156
- ともかくもならでや雪の枯尾花 / 158
- 菊の後大根の外更になし / 161
- 雁さはぐ鳥羽の田づらや寒の雨 / 163
- 三日月の地はおぼろ也蕎麥の花 / 165
- 名月や門にさしくる潮がしら / 167
- 鹽鯛の齒ぐきも寒し魚の店 / 168
- 郭公聲橫たふや水の上 / 172
- 入月の跡は机の四隅哉 / 180
- 芹燒やすそわの田井の初氷 / 183
- 『炭俵』時代
- 鞍壼に小坊主乘るや大根引 / 188
- 寒菊や粉糖のかゝる臼の端 / 194
- 有明もみそかにちかし餅の音 / 196
- はつむまに狐のそりし頭哉 / 198
- 八九間空で雨降る柳かな / 200
- 終りの旅 故鄕まで
- 麥の穗を便につかむ別かな / 208
- どむみりとあふちや雨の花曇 / 210
- 駿河路や花橘も茶の匂ひ / 212
- さみだれの空吹おとせ大井川 / 214
- 五月雨や蠶煩ふ桑の畑 / 217
- 水鷄なくと人のいへばやさや泊り / 219
- 六月や峯に雲置あらし山 / 222
- 淸瀧や波にちり込靑松葉 / 225
- 夏の夜や崩て明し冷し物 / 230
- 秋ちかき心の寄や四疊半 / 233
- 行あきや手をひろげたる栗のいが / 235
- 新藁の出初て早きしぐれ哉 / 237
- 終りの旅 終焉まで
- びいとなく尻聲悲し夜の鹿 / 240
- 菊の香や奈良には古き佛達 / 242
- 秋もはやはらつく雨に月の形 / 245
- 秋の夜を打崩したる咄かな / 247
- 人聲や此道かへる秋のくれ / 251
- 此道や行人なしに龝の暮 / 251
- 松風や軒をめぐつて秋暮ぬ / 260
- 此秋は何で年よる雲に鳥 / 262
- 白菊の目に立て見る塵もなし / 266
- 秋深き隣は何をする人ぞ / 268
- 旅に病で夢は枯野をかけ廻る / 272
- 第二部あとがき / 276
- 第三部あとがき / 278
- 合本版あとがき / 281
- 文庫版あとがき / 283
「国立国会図書館デジタルコレクション」より
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書名 |
芭蕉 : その鑑賞と批評 |
著作者等 |
山本 健吉
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書名ヨミ |
バショウ : ソノ カンショウ ト ヒヒョウ |
シリーズ名 |
新潮文庫
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巻冊次 |
下巻
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出版元 |
新潮社 |
刊行年月 |
1959 |
ページ数 |
285p |
大きさ |
16cm |
NCID |
BN01002925
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全国書誌番号
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57010275
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言語 |
日本語 |
出版国 |
日本 |
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