西行 : 花と旅の生涯

佐藤和彦, 樋口州男 編

「願はくは花の下にて春死なんそのきさらぎの望月のころ」西行は歌で予言した通り、建久元年(一一九〇)二月十六日、花の咲き誇る満月の日に入寂した-その日から、西行は伝説の歌人となった。佐藤義清と名乗る北面の武士・西行は、二十三歳の時、妻子を捨てて突如出家する。歌と仏の道にひとり生きる一方で、崇徳上皇や平清盛、源頼朝、藤原秀衡ら時の権力者とも交渉を持ちつづけた。激動する時代と深く関わりながら、花にあこがれ歌枕を訪ねて旅立った。その矛盾に満ちた生きざまこそ、西行の最大の謎であり魅力だろう。中世という新しい時代を切り拓いた西行の数奇な一生と謎に迫る。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 西行の眼に映った清盛の時代
  • 西行とその時代
  • 北面の武士西行
  • 西行をめぐる女たち
  • 西行と高野山-勧進聖をめぐる謎
  • 西行讃岐の旅-崇徳院鎮魂
  • 西行陸奥の旅-歌枕と沙金勧進
  • 西行の跡を慕う人々

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 西行 : 花と旅の生涯
著作者等 佐藤 和彦
樋口 州男
書名ヨミ サイギョウ : ハナ ト タビ ノ ショウガイ
書名別名 西行のすべて
シリーズ名 新人物文庫 198
出版元 新人物往来社
刊行年月 2012.1
ページ数 227p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-404-04133-3
NCID BB09726899
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全国書誌番号
22039902
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言語 日本語
出版国 日本
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