小塩節 著
ゲーテにとっても、人生は苦く、暗い苦難の道であった。一生をふりかえって自分でしあわせだったと思えるのは、十刻もなかった。しかし、人生を生きることは、やはりほんとうに美しかった。彼の生涯と芸術作品は、どの一片をとってもいつも人びとに生きるよろこびと生命とを与えてやまない。彼は、ほんとうの詩人だった。抒情詩をたのしみつつ生涯と作品をさぐる。
「BOOKデータベース」より
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