オアシス農業起源論

古川久雄 著

「農業はどこで始まり、どのように広がったのか?」農業起源に関する最近の考えは独立発生説が強まっている。筆者は広域フィールド・ワークでモノ・人・景観に直接触れながら、農業の形の変異と地理的分布を鳥瞰して独立発生説を退ける。本書はその着想と検証の成果である。穀物農業は西アジアのオアシスにおいて小区画潅漑耕地の集約的農法に起源し、根栽農業はマレーシア熱帯の熱帯林での半栽培に起源して、汎世界的に伝播と適応放散を果たしたという農業の二元起源論を展開している。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 発端(マダガスカルの大草原で
  • 小区画潅漑畑とミニ水田 ほか)
  • 第2章 オアシス潅漑農業(ファータイル・クレセント
  • メソポタミア平原 ほか)
  • 第3章 南アジアへの伝播(オアシス農業の移動
  • 新たな栽培化 ほか)
  • 第4章 東アジアへの伝播(アワ・キビの東遷
  • アワ・キビ栽培の進展 ほか)
  • 第5章 熱帯島嶼の農業系譜(根栽農業
  • ニューギニア本島 ほか)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 オアシス農業起源論
著作者等 古川 久雄
書名ヨミ オアシス ノウギョウ キゲン ロン
シリーズ名 学術選書 051
出版元 京都大学学術出版会
刊行年月 2011.3
ページ数 379p
大きさ 19cm
ISBN 978-4-87698-851-8
NCID BB05156518
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全国書誌番号
21910852
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言語 日本語
出版国 日本
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