正宗小僧一代記 : 明治の義賊伝

村正治 著

[目次]

• もくろく
• 前篇
• 一、 不敵の少年惡武士を懲らす / 7
• 二、 隅田堤で娘の危難を救う / 14
• 三、 罪なくしての最初の入牢 / 25
• 四、 人を助けるための最初の盜み / 29
• 五、 切腹を思いとゞまつて逃走 / 37
• 六、 お化け宿屋で化物を退治る / 39
• 七、 西鄕隆盛の娘、實は夜嵐お玉 / 44
• 八、 消えて無くなる若樣の隱し藝 / 51
• 九、 警部の制服を拜借して逃亡 / 55
• 一〇、 生みの母親の家に忍び込み / 59
• 一一、 强慾非道の金六を成敗 / 62
• 一二、 花枝自殺して改心を諫言 / 66
• 一三、 弟宗雄も人殺しの罪に / 75
• 一四、 お辰團造兄妹の惡事を立聞く / 80
• 後篇
• 一、 平林刑事妹お辰と對面 / 87
• 二、 有罪か無罪か宗雄の裁判 / 92
• 三、 平林兄妹、宗雄の無罪を證明 / 96
• 四、 七面山中吹雪の夜の活劇 / 100
• 五、 にやりと笑つた按摩の正體は / 108
• 六、 妹を悲しませる名探偵の決心 / 112
• 七、 政談演說會場での大捕物陣 / 115
• 八、 平和な隱れ家にまたも夜嵐 / 118
• 九、 最後をかざる大仕事を決心 / 121
• 一〇、 これも最後の決心を語る探偵會議 / 123
• 一一、 宗雄亡父に代つて兄に自首を勸吿 / 129
• 一二、 水底を潜つて最後の逃走 / 136
• 一三、 生みの親と育ての親に對面 / 141
• 一四、 父の墓前に改悟の割腹 / 147

「国立国会図書館デジタルコレクション」より