警察監獄職員恩給指針

上原秋三 著

[目次]

• 標題
• 目次
• 一 本書の目的と恩給法の大意 / 1
• 二 恩給資格者たる警察監獄職員とは如何なる者を指稱するか / 7
• 三 恩給は在職年數と退職前一年內又は死亡前一年內の俸給を基礎として計算する、恩給の基礎になる年月數卽在職の意義と計算方法は如何 / 10
• 四 在職中刑に處せられたり懲戒懲罰の處分に因り退職すると恩給を受けられぬか / 16
• 五 警察監獄職員の在職年月數と文官、軍人、敎育職員、待遇職員の在職年月數とは通算するか、恩給法施行前後に依り區別があるか / 18
• 六 植民地、邊陬地に在勤したり戰務や危險勤務に從事したりすると在職年月數に割增をする、之を加算年月と謂ふ、加算の種類と計算方法はどうなつてゐるか / 29
• 七 恩給法施行前の在職でも施行以後の在職に通算する場合には恩給法の在職の計算方法に依り計算するが加算年月數だけは施行前の從前の規定に依り計算する / 55
• 八 巡査や判任官待遇の消防手が警部補に昇任し又は警部補から巡査や判任官待遇の消防手となるのは恩給法上は轉任と看做され、警部補が警部其の他屬等の文官に轉任し又は警部其の他屬等の文官から警部補に轉任した場合には恩給法上は退職と看做される / 59
• 九 或公務員として退職しても退職前から又は退職の當日から他の公務員として在職してゐるならば後の公務員をも退職しなければ恩給權は生じない、而して此の恩給權が生じた場合には其の恩給權と後の公務員としての恩給權との何れか一方を公務員の選擇に依り給せられることになる、又重複する在職は利益な方の在職に依り在職年月數を計算する / 62
• 一〇 恩給は在職年數と退職前一年內又は死亡前一年內の俸給を基礎として計算する、恩給の基礎になる俸給の意義と計算方法は如何 / 67
• 一一 退職前又は死亡前一年內の俸給が九十五圓位よりも多い場合には之をもつと增額して恩給の基礎たる俸給とすることがある / 78
• 一二 普通恩給は如何なる場合に給せられるか、普通恩給年額の算出方法は如何 / 80
• 一三 警察監獄職員として勤續十三年以上に及ぶと普通恩給年額が加給增加される / 86
• 一四 昭和八年十月一日以後に退職して一時恩給を受けた者が再就職し退職して普通恩給を受ける場合には普通恩給年額を減額せられることがある / 91
• 一五 年齡滿四十歲以下の者は普通恩給の一部を停止される原則である / 97
• 一六 普通恩給受給者が公務員に再就職した場合には其の恩給はどうなるか / 101
• 一七 一時恩給は如何なる場合に給せられるか、一時恩給額の算出方法は如何 / 105
• 一八 公務傷病に原因して受ける增加恩給とは如何なるものか、增加恩給年額の算出方法は如何 / 107
• 一九 公務傷病に原因して受ける傷病年金とは如何なるものか、傷病年金年額の算出方法は如何 / 124
• 二〇 傷病年金より一段低い傷病賜金といふ恩給があるが之は下士官及兵のみに給せられ警察監獄職員には給せられない / 134
• 二一 警察監獄職員は俸給を給する國庫、府縣其の他の經濟に對し毎月俸給又は給料の百分の一の金額を恩給納金として納付せねばならぬ / 136
• 二二 扶助料は如何なる場合に給せられるか、扶助料を受ける資格者たる遺族の範圍は如何、扶助料年額の算出方法は如何 / 139
• 二三 公務員の兄弟姉妹に一時扶助料を給せられることがある / 152
• 二四 勤續在職三年以上恩給年限未滿で在職中死亡した公務員の遺族には一時扶助料を給する / 153
• 二五 普通恩給、一時恩給、增加恩給、傷病年金、扶助料、一時扶助料は何時迄に請求せねばならぬか / 155
• 二六 恩給扶助料の請求手續は如何 / 163
• 二七 恩給扶助料の證書又は裁定通知書を受けて金額等に不服のある者は具申、訴願、行政訴訟を爲し得る / 165
• 二八 警察監獄職員が在官在職の儘應召し召集解除となり又は戰死した場合には恩給扶助料の關係はどうなるか、其の基礎俸給は如何に計算されるか / 169
• 二九 恩給證書、扶助料證書を擔保として金錢を借りることは恩給金庫から借りる場合の外は一般に禁ぜられてゐる、恩給金庫とは如何なるものか / 186
• 三〇 恩給扶助料の受給者の心得置くべき注意事項 / 192
• 追補 / 201
• 本書關係恩給法規集(恩給法は條項別本書引用頁附記) / 215～385

「国立国会図書館デジタルコレクション」より