ポスト満洲映画論 : 日中映画往還

四方田犬彦, 晏ニ 編

日本の中国侵略、満洲国成立という不幸な時期をはさみながらも、戦後の新中国成立まで、日中の映画人たちは相互に影響を与えあってきた。両国間の映画往来はどのようになされ、どのように表象されてきたのか?満映で映画の編集に携わり、その後も新中国にとどまり『白毛女』の編集を手がけた岸富美子氏への貴重なインタヴューも収録する。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 第1章 岩崎昶の神話-『私の鴬』への道(プロキノと岩崎昶
  • 中国映画との邂逅
  • 満映入社
  • 『私の鴬』
  • 戦後の岩崎)
  • 第2章 満映・新中国・『白毛女』-岸富美子インタヴュー(前説
  • 岸富美子インタヴュー)
  • 第3章 満洲をめぐるメロドラマ(満洲という問題
  • 国策プロパガンダ『新しき土』と『大日向村』
  • 引揚げのメロドラマ『流れる星は生きている』
  • メロドラマ論理的廃棄としての大島渚『儀式』
  • 結びに)
  • 第4章 冷戦の狭間で-一九五〇年代の日中映画交流・人民連帯と涙(はじめに
  • 「竹のカーテン」を突き破って
  • 新中国映画の需要-『白毛女』を中心に
  • 日本映画は新中国へ
  • 『白毛女』、『二十四の瞳』そして『黄色い大地』
  • 結びに)
  • 第5章 日本映画のなかで中国はどのように描かれてきたか(敵の不在-戦中から戦後へ 一九五〇年代
  • 敵か味方か-軍隊喜劇から戦争アクションへ 一九六〇年代
  • 大島渚の『アジアの曙』と竹内好の明治維新百年祭
  • ドキュメンタリー映画『夜明けの国』)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 ポスト満洲映画論 : 日中映画往還
著作者等 四方田 犬彦
晏 妮
晏 〓
書名ヨミ ポスト マンシュウ エイガ ロン : ニッチュウ エイガ オウカン
出版元 人文書院
刊行年月 2010.8
ページ数 175p
大きさ 20cm
ISBN 978-4-409-10027-1
NCID BB03284594
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全国書誌番号
21861728
※クリックで国立国会図書館サーチを表示
言語 日本語
出版国 日本

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