石川淳 著
一九七〇年を挟む二年間、騒然とした世情を映す新聞紙上で、「事の雅俗を問わず…勝手気ままに」連載された文芸時評集。文学、哲学、史学と境界なき"文林"を逍遙し、読む者を精神の躍動に誘うアミュージングを求めて、時には峻烈に、時にはユーモアを交えた絶妙な文体で批評を展開した。三島事件の前にその予兆を、事件後に追懐を述べた珠玉の二篇始め、時評でありつつ時代を超える夷斎文芸論の白眉。
「BOOKデータベース」より
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