物価・収入・生活

岩井良太郎 著

[目次]

• 標題
• 目次
• 第一編 最近における物價政策 (物價基礎知識の解說) / 3
• 資本家的景氣政策としての高物價政策 / 5
• 一 自然的好景氣と政策的好景氣 現下好景氣の本體 / 5
• 二 資本家的景氣政策の勝利 自然的景氣恢復策から政策的恢復策への轉換 / 7
• 三 政策的好景氣の前期・後期 非貨幣的政策から貨幣的政策 高物價政策への轉換 / 11
• 四 新景氣政策 資本主義の起死回生策たる貨幣價値の切下 / 20
• 五 統制インフレーションと高物價 / 26
• 高物價政策の諸手段 / 30
• 一 金本位停止 爲替低落と高物價 / 30
• 二 輸出インフレと物價騰貴 / 38
• 三 「飢餓輸出」による好景氣 / 42
• 四 輸出インフレの消滅 第二次高物價運動 / 47
• 五 低爲替策と國內產業保護 その結果としての高物價 / 54
• 財政インフレーシヨンと物價騰貴 高物價政策の手段(その二) / 60
• 一 基本條件としての金本位停止 財政インフレ政策の必至性 / 60
• 二 財政インフレと購買力創出 公債消化難の切迫とインフレの發現 / 64
• 三 財政インフレの效果 / 71
• 四 軍費インフレの現狀及び將來 / 74
• 低金利と物價騰貴 高物價政策の手段(その三) / 88
• 一 低金利と景氣、物價 / 88
• 二 自然金利時代から統制金利時代へ / 92
• 三 日本における低金利策强行の現況 郵貯利下問題 / 93
• 第二編 物價騰貴と大衆生活 / 103
• 第二次高物價時代 / 105
• 一 現實の日本の物價問題 / 105
• 二 現下物價騰貴の深刻さ / 106
• 三 物價再騰貴の一般的原因 / 110
• 準戰體制の進行と物價騰貴 / 114
• 一 高物價の特殊事情 / 114
• 二 需給バランスの根本的恢復と物價騰貴 / 115
• 三 公債消化難とインフレ不可避 / 121
• 四 增稅と物價騰貴 / 134
• 五 國防强化と民衆の負擔 / 138
• 獨占强化と外國物價騰貴 / 143
• 一 獨占强化による物價騰貴 / 143
• 二 海外物價騰貴の影響 / 147
• 小賣物價騰貴と大衆生活 / 153
• 一 小賣物價と卸賣物價 生產者的物價問題と消費者的物價問題 / 153
• 二 小賣物價の特殊性 / 155
• 商品別に見た物價騰貴 / 161
• 一 騰貴率の不均衡と物價變動の三期 / 161
• 二 商品別に見た物價の動き / 166
• 三 國際商品と國內商品 / 171
• 四 輸入商品と輸出商品 / 174
• 物價騰貴と收入・生活 俸給者、勞働者、農業者の收入と家計 / 177
• 一 就業度の上昇と生活不安の增大 / 177
• 二 實質賃銀の低下と勞働の强化 / 182
• 三 勞働爭議の頻發 / 189
• 四 先手を打つた資本家側の賃銀引上 / 194
• 五 家計費の內容 / 197
• 六 小作爭議も激增 / 204
• 七 過小農の家計費 一日一人十三錢 / 207
• 八 農村における物價高はこれから / 211
• 九 國民體位の劣悪化 / 214
• 物價政策の階級性 / 217
• 一 產業資本家的物價政策の勝利 / 217
• 二 物價騰貴の犠牲者 / 219
• 三 物價騰貴と跛行景氣 / 220
• 四 物價政策と社會的勢力關係 / 225
• 第三編 物價騰貴時代とその對策 / 229
• 近衞內閣の物價政策 / 231
• 一 物價委員會の成立 / 231
• 二 生產力擴充から賀屋三原則への發展 產業五箇年計畫と物價との關係 / 234
• 三 膏藥貼的物價諸對策 / 241
• 獨占價格の抑制 公定價格論 / 249
• 一 最有效な物價封策としての價格統制 / 249
• 二 公定價格主義の必要 / 253
• 三 價格統制の條件 / 254
• 四 獨占と公定價格 / 256
• 五 產業統制法に於ける價格統制の原則 / 258
• 六 公定價格の實例 石油・セメント・肥料(硫安)の公定價格制度 / 260
• 七 價格統制と官僚素質、機構の改善 / 262
• 北支事變・準戰時下の物價問題 / 265
• 一 準戰時の物價對策 / 265
• 二 ドイツ、イタリー、フランス等における準戰時物價政策 / 269

「国立国会図書館デジタルコレクション」より