〈私(わたし)〉の存在の比類なさ

永井均 著

永井均は今と同じあり方で存在しながら、彼が私でなくなることは想像できる。このとき、彼には何の異変も起きていない。しかしもはや彼は私ではない。この私を"私"と表記しよう。"私"から展開される永井哲学は、他者や倫理など根源的な問題を刺戟し続けてやまない。著者自身、「本書こそが独在論の入門書として最もふさわしい」と断ずる必読の哲学書。

「BOOKデータベース」より

[目次]

  • 1(他者)
  • 2(独在性と他者-独我論の本質
  • ウィトゲンシュタインの独我論
  • 独我論と他者-あるいは宇宙の選択の問題)
  • 3(独在性の意味-山田友幸氏の批判に答え、入不二基義氏の所論を批評する
  • 独在性の意味(二)-大庭健氏の批判に答え、入不二基義氏の所論を更に検討する)
  • 5(書評1・大森荘蔵著『時間と自我』
  • 書評2・野矢茂樹著『心と他者』
  • 書評3・B・マクギネス『ウィトゲンシュタイン評伝』 レイ・モンク『ウィトゲンシュタイン 1・2』)
  • 5(差異と実質-ヴィトゲンシュタイン・ソシュール・フッサール)

「BOOKデータベース」より

この本の情報

書名 〈私(わたし)〉の存在の比類なさ
著作者等 永井 均
書名ヨミ ワタシ ノ ソンザイ ノ ヒルイナサ
書名別名 〈私〉の存在の比類なさ
シリーズ名 講談社学術文庫 2000
出版元 講談社
刊行年月 2010.7
ページ数 300p
大きさ 15cm
ISBN 978-4-06-292000-1
NCID BB02648946
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全国書誌番号
21804848
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言語 日本語
出版国 日本

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